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いちばん大事なのは、早く言えること

どれだけルールを決めても、うっかりはなくなりません。疲れているとき、急いでいるときに、お客様の名簿を貼ってしまうことはあります。

大事なのは、そのあとです。

入れてしまった本人が「怒られる」と思えば、黙っています。黙っている時間が長いほど、手を打てる時間は短くなります。TOCで見ると、報告が遅れることそのものがボトルネックです。

だから、「知らせた人を責めない」を、ルールに先に書いておきます。

最初の1時間にすること

入れてはいけない情報を入れてしまったときの最初の1時間の5つの手順と、知らせた人を責めないことを表した図

1. すぐ担当者に知らせる(本人)

入れてしまったと気づいたら、すぐ担当者に知らせます。伝えることは4つです。

  1. いつ
  2. どのAIに(会社の契約か、個人のアカウントか)
  3. どんな情報を(何人分か、どの項目か)
  4. どんな使い方をしたか(その会話を誰かと共有したか)

2. 記録を残す(担当者)

聞いた内容を、時刻と一緒に書き残します。あとで判断するときの材料になります。

3. AIのサービス側の状態を確かめる(担当者)

4. 鍵を入れたなら、すぐ取り替える(担当者)

パスワードやAPIキーを入れてしまった場合は、会話を消すより先に、その鍵を使えなくして新しいものに取り替えます。漏れた鍵が使えなければ、被害は止まります。

5. 個人情報なら、報告が要るかを確かめる(担当者・経営者)

個人情報保護委員会は、次のどれかに当たる漏洩などが起きたときは、委員会への報告と本人への通知を求めています。

報告は速やかに(おおむね3〜5日以内)行うよう案内されています。AIに入れたことが「漏洩」に当たるかどうかは、サービスの契約や設定によって変わります。迷ったら、委員会の窓口や専門家に相談してください。

1時間のあとですること

落ち着いたら、なぜ起きたかを振り返ります。人を責めるのではなく、仕組みを直します。

先に決めておくこと

いざというときに慌てないよう、次の3つを先に決めておきます。

AI×TOC研究所での実例

AI×TOC研究所では、鍵を「どこに置いているか」だけを引き継ぎメモに書き、値は書いていません。どの鍵がどこにあるかが分かっていれば、取り替えるときに迷いません。

(このページは一般的な手順です。法律の判断が要る場面では、専門家に相談してください。)

まずやること

担当者の名前と連絡先を、AIのルールの最後に1行書いてください。

あなたの会社では、社員が「入れてしまいました」と言いやすい雰囲気がありますか。

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