『ザ・ゴール2 思考プロセス』は、目に見えない問題の解き方を描いた続編です。
AIがいくらでも答えを出してくれる今読むと、「そもそも何を問うか」を決める力の大切さが見えてきます。
どんな本か
前作で工場を立て直したアレックスは、いくつかの事業をまとめて任される立場になります。ところが、その事業を手放す話が持ち上がり、限られた時間の中で成果を出すことを求められます。
アレックスは、問題を図に書き出して根っこを探す「思考プロセス」を使い、仕事の問題に向き合っていきます。同じ考え方を、家族との問題にも使っていくところも描かれています。
- 著者:エリヤフ・ゴールドラット
- 訳:三本木亮
- 出版社:ダイヤモンド社(日本語版 2002年)
- 原書:It’s Not Luck(1994年)
マンガで読むなら:『ザ・ゴール2 コミック版』(2016年、岸良裕司 監修)があります。
この本の考え方のかなめ

困りごとがたくさんあっても、その多くは、少数の根っこの問題から生まれています。
思考プロセスでは、①何を変えるか、②何に変えるか、③どうやって変えるか、という3つの問いに順に答えていきます。
目の前の困りごとを1つずつ消すのではなく、根っこを1つ変えることで、たくさんの困りごとをまとめて小さくします。
AI時代に読むと見えること

AIは、困りごとを書き出したり、原因の候補をたくさん出したり、解決策の案を並べたりするのが得意です。
一方で、どれが根っこなのか、何を変えるのか、どの順番で変えるのかは、現場を知る人が決めることです。
問いがずれたままAIに聞くと、速い答えがずれたまま増えていきます。思考プロセスの3つの問いは、AIに何を頼むかを決める前の「問いの整理」として使えます。
明日から使える3つの問い
- いま困っていることを5つ書き出すと、共通する根っこは何か
- その根っこがなくなったら、仕事はどんな姿になるか
- AIに頼む前に、自分が決めておくべき問いは何か
この視点のブログ
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次に読む本
- 前の本:『ザ・ゴール』をAI時代に読む
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「TOC本とAI視点」の6冊
- 1. 『ザ・ゴール』(1984年)
- 2. 『ザ・ゴール2 思考プロセス』(1994年)
- 3. 『クリティカルチェーン』(1997年)
- 4. 『チェンジ・ザ・ルール!』(2000年)
- 5. 『ザ・チョイス』(2008年)
- 6. 『在庫管理の魔術(ザ・クリスタルボール)』(2009年)