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作りやすいものから作ると、使われない
AIでアプリが作れると分かると、思いついたものから作りたくなります。でも、作りやすいものが、会社の役に立つとは限りません。
TOCで見ると、会社の成果を決めるのはいちばん詰まっているところです。詰まっていないところを速くしても、全体の成果は変わりません。最初の1本は、ボトルネックになっている人の手間が減るものから選びます。
候補は「表計算で回している仕事」
最初の1本にいちばん向いているのは、今、表計算で回している仕事です。
- 日報や作業記録を、毎日決まった形で打ち込んでいる
- 見積もりを、表計算の計算式で作っている
- 在庫や予約を、表計算の一覧で管理している
表計算で回っているということは、仕事の流れとデータの形がもう決まっています。AIに頼むときに説明しやすく、出来上がったものが正しいかも確かめやすいのです。
選ぶ基準は3つ

候補が複数あるときは、次の3つで選びます。
| 基準 | 見るところ |
|---|---|
| 誰の手間が減るか | 社内で仕事が集まって待ちが出ている人(ボトルネックの人)の手間が減るか |
| 毎日使うか | 月に1回より、毎日使う仕事のほうが効果が大きい |
| 間違えたときの影響 | お金やお客様の個人情報を扱わないものから始める |
最初の1本は小さく
最初の1本は、次の大きさにとどめます。
- 使う人は自分か社内だけ:お客様に使ってもらうのは2本目以降
- 画面は1〜3枚:入力・一覧・集計くらい
- 元の表計算は残す:アプリがうまく動くまで、元のやり方に戻れるようにする
小さく作って、1〜2週間使ってみてから広げます。使ってみると、頼むときには思いつかなかった直しが必ず出てきます。
AI×TOC研究所での実例
AI×TOC研究所では、LINEの中で開く「経営の現在地診断」を、AIと一緒に作りました。18問に5段階で答えると、AIが答えを読んで結果を返し、そのままオンライン30分診断の予約まで進めます。
まずやること
社内で表計算を使っている仕事を書き出し、「誰の手間が減るか」「毎日使うか」「間違えたときの影響」の3つで点を付けてみてください。
あなたの会社で、いちばん待ちが出ている人の手間を減らすアプリは何でしょうか。