言葉で頼むだけで、アプリができる
今は、プログラムを書けない人でも、AIに言葉で頼むだけで小さなアプリを作れます。このやり方は「バイブコーディング」と呼ばれ、英国のコリンズ英語辞典が2025年の「今年の言葉」に選びました。
日報の入力画面、見積もりの計算、在庫の一覧など、これまで表計算で回していた仕事も、アプリの形にできます。
作れることと、安心して使えることは別
速く作れるようになった分、別のところが詰まります。
- 何を作るかが決まらないまま作り始め、作り直しが続く
- 試しに作ったものが、確かめないまま社外に出る
- 作った人しか直せないアプリが、社内に散らばる
TOCで見ると、ボトルネックは「作る」から「決める」と「確かめる」に移ります。何を作るか、公開してよいかを決めるのは、AIではなく経営者の仕事です。その判断をそばで支えるのが、AI顧問の役目です。
経営者が決めることは4つ

- 何から作るか:作りやすいものではなく、ボトルネックの人の手間が減るものから
- 何を頼むか:誰が・何のために・どのデータで・何ができたら完成か、を1枚に書いてから頼む
- 出してよいか:社外に出す前に、鍵・個人情報・費用の上限を確かめる
- 誰が持つか:作ったあとの持ち主、置き場所、使わなくなったときの片づけ方
道具の選び方は、このうちのどれでもありません。道具は「道具の地図」のページで型ごとに整理しています。
このシリーズの5つのページ
まずやること
社内で、表計算に毎日同じことを打ち込んでいる仕事を1つ思い浮かべてください。それが最初の1本の候補です。
あなたの会社で、いちばん手間のかかっている表計算はどれでしょうか。




