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いちばんのムダは、作り直し

AIは速くアプリを作ります。でも、頼み方があいまいだと、AIは推測で埋めて作ります。出来上がってから「そうじゃない」と言い、また作る。この作り直しが、いちばんのムダです。

TOCで見ると、作る速さが上がった分、「何を作るか決まっていない」ことがボトルネックになります。頼む前に1枚書くだけで、作り直しは大きく減ります。

頼み方メモのひな形

AIに頼む前のメモに書く6つの欄(誰が使うか、何のために、どんな画面か、どのデータを使うか、できたと言える条件、今回は作らないもの)と、書かずに頼むと作り直しが続き、書いてから頼むと1回で近づくことを表した図
アプリの頼み方メモ(20XX年X月X日)

1. 誰が使うか
(例:営業の3人。スマホで外出先から使う)

2. 何のために使うか
(例:見積もりを外出先で作り、事務の確認待ちをなくす)

3. どんな画面か
・入力:(例:お客様名、品目、数量)
・一覧:(例:今月の見積もり)
・そのほか:

4. どのデータを使うか
・使ってよいデータ:(例:品目と単価の表)
・使ってはいけないデータ:(例:お客様の個人情報は入れない)

5. できたと言える条件
・(例:品目と数量を入れると、税込みの金額が出る)
・(例:今の表計算と同じ金額になる。10件で確かめる)

6. 今回は作らないもの
・(例:お客様へのメール送信。次の段階で考える)

書くときの3つのコツ

1. 「何のために」を先に書く

画面の形より先に、目的を書きます。目的が分かると、AIはこちらが思いつかなかったよい案を出してくれることもあります。

2. 「できたと言える条件」は確かめられる形で

「使いやすい」ではなく、「今の表計算と同じ金額が出る。10件で確かめる」のように、○か×で確かめられる形にします。

3. 「今回は作らないもの」を書く

AIは頼まれていない機能まで足すことがあります。作らないものを書いておくと、最初の1本が小さく保てます。

「はじめてのAIチャット」との関係

「はじめてのAIチャット」のページで、AIへの頼み方を4つ紹介しました。頼み方メモは、それをアプリづくり用に広げたものです。考え方は同じで、AIが推測で埋める所を、先に人が決めておきます。

まずやること

ひな形をコピーして、1番「誰が使うか」と5番「できたと言える条件」だけ埋めてみてください。この2つが書ければ、AIに頼んでも大きく外れません。

あなたが作りたいアプリは、何ができたら「完成」と言えるでしょうか。

「AI顧問」シリーズの記事

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