親方チャットを作ったら、ダメダメ社長になっていた私

親方チャットを作ったら、ダメダメ社長になっていた私、というタイトルのアイキャッチ
この記事の結論
AIの親方チャットを作ってみたら、組織のコンサルで伝えていることとは逆の、ダメダメ社長の典型的なやり方を、自分がしていました。
この記事でわかること
  • 作業を渡す形ができると、確認のスレッドなどの決まりが、その都度増えていく
  • 人間の私に回ってくるのは、スクリーンショット、文句、そして気軽な「はい」
  • 作業が進むほど、詰まりは決める側の私のところに集まっているのかもしれない
目次

親方チャットができあがって、決まりが増えていった

ハーネス環境のトップに、親方のチャットを置きました。
作業は、そこからそれぞれのプロジェクトに渡していく。
そんな形のものが、ひとまず出来上がりました。

すると、それぞれのプロジェクトの中で、確認をするスレッドがその都度できあがります。
作業をするスレッドと、確認をするスレッドは、別の能力でやらせる。
そんな決まりも、いつの間にか出来上がっていました。

AIの親方チャットは、そうしたことをいろいろ考えながら、それぞれのエージェントときめ細かくやり取りして進めてくれます。

私から親方チャット、それぞれのプロジェクトの作業スレッドと確認スレッドへ仕事が流れ、人間の私にスクリーンショット・文句・「はい」の仕事が回ってくる図

気がつくと、やり方を理解しないまま先に進んでいた

ただ、このやり取りには、人間のやる仕事も生まれます。
私がスクリーンショットを撮って、送るんです。

そうこうしているうちに、やり方を理解しないまま、どんどん先に進んでいく私がいました。

分からなくなったら、また親方チャットに聞く。
親方は、丁寧に伝えてくれます。

出来上がってから、人間が文句を言い始める

出来上がった段階を見せてもらって、はじめて人間の私が触り始めます。
そして「ここがダメ」「あれがダメ」と文句を言うんです。

親方チャットのAIたちも、その下のサブエージェントも、それに合わせて必死に直してくれます。
そして、また出来上がる。

そうやっているうちに、昨日言っていたことが、今日は変わっている。
人間の所作ですよね。

「これやっていいですか?」に、気軽に「はい」と答えてしまう

それぞれのエージェントが、「これはしなくていいんですか?」「これやっていいですか?」と聞いてきます。
それに、つい気軽に「はい」と答えてしまう。

すると、その上の親方チャットから、こんな言葉が返ってきます。
「それはしない方が良かったですよ」
「やる前に、私に聞いてください」

優秀な部下がよく言うセリフです。
それが、人間の親方である私に突きつけられるんです。

そして最終的に、なんとなく分かったふりをして、
「もう先に進めていいよ」
「お前たちの勝手にやってもらっていいよ」
と、投げやりになります。

見えてきたのは、ダメダメ社長の下の部下たち

これは、ダメダメ社長の下にいる部下たちの苦労そのものです。
その図が、くっきり見えてきました。

私は組織のコンサルなどで、「社長のあり方、リーダーのあり方、ボトムアップは大切だよ」とお伝えして進めています。
それなのに、一人法人の、人間の社長が自分一人という環境になると、ダメダメ社長の典型的なやり方になってしまっているんです。

組織のコンサルで伝えている社長のあり方・ボトムアップと、一人法人の社長の私がやっていた、理解しないまま進む・言うことが変わる・投げやりになる、の比較

TOCで見ると、ボトルネックは親方の側にあるのかもしれない

ここで、TOCの見方を1つ入れておきます。
TOCでは、ボトルネックを解消すると、詰まりは次の場所に移ると考えます。

作業を進める部分は、AIの親方とエージェントが、きめ細かく動かしてくれています。
その一方で、スクリーンショットを撮る、「ここがダメ」と言う、「はい」と答える、投げやりになる。
こうした場面は、人間の私のところで起きていました。

だとすると、詰まりは、社長である私のところに集まっていたのかもしれません。

作業を進めるAIの親方とエージェントと、決める側の人間の社長である私。ボトルネックは親方の側にあるのかもしれないという図

動画でも解説しています

このブログの内容を、ワビタン(我孫子)が3分半の動画で読み解いています。

あなたは、部下の「これやっていいですか?」に、どう答えていますか?

※AIの進化はとても速いため、少し前のブログでは前提が変わっていたり、今では当てはまらない内容になっていたりすることがあります。すべての記事を常に最新に保つのは難しいため、取り入れるときは最新の情報もあわせて確認してください。ここでは、私自身が実際に試して効果があったことを、その都度お届けしていきます。なお、TOC(制約理論)の基本の考え方は、AIが進化しても大きくは変わりません。

この内容を学べるセミナー

このテーマのセミナーは、現在準備中です。