先日、ビジネスでの友人と、久しぶりにマックで雑談をしました。
私たちはこれを「マックミーティング」と呼んでいて、ときどきやっていたんです。
最近は久しぶりだったこともあって、近況などをざっくばらんに話していました。
お金はかからないのに、成長に効くこと
その中で、彼がこう切り出しました。
「これはお金もかからないけれど、ものすごく成長や気づきに役立つことがあるんです」
すごく興味を惹かれて、詳しく深掘りして聞いてみました。
答えは、こうでした。
「ある場面に出くわしたときに、『これはどうしてその選択になっているんだろう?』と、その背後にある理由をすぐに考える癖をつけること」
目の前の出来事を、そのまま受け取って終わりにしない。
その選択の後ろにある「なぜ」を、すぐに考えてみる。
やることは、それだけなんです。

『ザ・チョイス』の「訓練を多く積まなくてはいけない」
その話を聞いて、すぐに思い出したのが、ゴールドラットの『ザ・チョイス』でした。
14章「明瞭な思考とトートロジー」と、18章「感情、直感、そしてロジック」です。
博士と娘の会話の中に、こんな場面があります。
娘が「どうしてお父さんはそういう明瞭な思考ができるの?」と聞く。
すると博士が、「訓練を多く積まなくてはいけない」と答えるんです。
実は、私はこの最後の章の部分がとても大好きで、何度も読み返しています。
それ以来、私も常に、瞬間瞬間で起きていることの原因を考えるようにしてきました。
「原因と結果」の癖です。
明瞭な思考は、訓練で積み上げていくもの。
友人の言う「癖」も、きっと同じなんですよね。
店に入ると、つい考えてしまう
また別の話です。
同じ仕事をしている方と、お昼をとったときのこと。
その方は、こう言っていました。
「店に入ると、どういう店回りなのか、値段はどうなのか、売れ行き(利益)はどうなのかを、常に考えてしまう」
奥さんと一緒に行ってそういう話をすると、「食べた気にならない」と嫌がられるそうです。
それでも「それは職業柄仕方がないよね」と、笑いながら話していました。
私も、まったく同じです
聞きながら、私もまったく同じだなと思っていました。
普段から、こんなことを考えるようにしています。
- なぜこの色なのか?
- これって TOC 的に回るのか?
- ボトルネックはどこか?
ここで、TOCの見方を1つ入れておきます。
TOCでは、仕事の流れ全体の成果は、いちばん詰まっている所、つまりボトルネックで決まると考えます。
だから、どの場面でも「どこで詰まっているのか」「なぜそうなっているのか」を見たくなるんです。
そして、「なぜそうなっているのか」の原因が瞬時に頭に浮かんでくると、とても最高です。

AIの答えにも、「なぜ?」を
この話は、AIとの付き合い方にも、そのままつながると思っています。
AIが出す答えに対して、人間は常に判断し、先に進めなければなりません。
「そうだね、そうだね」と、次々に進んだり。
提案されたもの、おすすめのものに、すぐ進んでしまったり。
ついそうなりがちですよね。
でも、この「判断する」ということこそが、私たち人間にとって、とても大切なことなんです。
前のブログ「AIに仕事を任せたら、空いた時間はどこへ向かうのか」でも、AIに任せたあと、人は次のことを考える、という話を書きました。
その「考える」の中身の1つが、この判断なのかもしれません。
スムーズな流れに、落とし穴がある
AIとのチャットの流れは、とてもスムーズに見えます。
でも、実はそこに落とし穴があるんです。
必要なのは、瞬時の判断とチョイス。
本のタイトルにもある「チョイス」の仕方、そのクオリティの高さ、そのスピードの速さ。
そして、全体最適をしながらのチョイスの判断です。
AIの答えを前にしたときも、「これはどうしてこの答えなんだろう?」と、一度考えてみる。
マックミーティングで聞いた癖は、ここでも効くんじゃないでしょうか。

それらがとても必要なことだと、考えさせられた一晩でした。
動画でも解説しています
このブログの内容を、ワビタン(我孫子)が4分43秒の動画でお話ししています。
あなたは最近、どんな場面で「これはどうしてこの選択なんだろう?」と考えましたか?


